臨床工学技士に必要な工学の知識はどんなものですか?

臨床工学技士に必要な工学の知識はどんなものですか?

臨床工学技士は、病院内で工学系の専門家である。

どんな工学の知識を有していないといけないかというと、

実に幅広い。

病院内の医療機器については、ほぼすべて理解しておいた方が

いい。

しかしすべての機器の内部構造とまでなるとなかなか難しいので、

特定の機器については、内部の構造まで知っておく必要がある。

院内では、電池やバッテリーを使う医療機器があるので、

・電池、バッテリーの知識

・圧力の単位や圧力についての知識

・送信機などの無線についての知識

・心電図の電極などの電極についての知識

・ベンチュリー効果、流体についての知識

・熱線式流量計、ニューモタコなど流量計の知識

・血液ガス装置などのセンサについての知識

・電磁弁、スイッチの知識

・熱力学の知識

・超音波の知識

などがあるが、

まだまだいろいろ知っておくと、看護師さんや先生への

説明に役にたつ。

これらは、医用工学の本にのっているので、

医用工学は特に重要に勉強する必要がある。

電気・電子系の知識としては、通電しているかどうかを

確かめる方法。

つまり、テスターの使い方

電源コンセント、医用接地について

は必須である。

工学系は、なかなか難しいが、

本当は、基礎となる

・電気・電子工学
・機械工学
・物性工学
・物理学

などを勉強するのが望ましい。

医用工学は、医療機器、医療材料などに綿密に関係があるので

機器が故障したときに、医療工学の知識がないと、どこが

おかしいのかが、なかなかわかりずらい。

せっかく臨床工学技士が病院内にいるのなら、故障した機器を

すぐに業者にだすのではなく、自分で修理できるくらいの

工学的知識をもつことが重要である。




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