臨床工学技士になった人たちの感想

臨床工学技士になった人たちの感想

臨床工学技士になった人たちから、いろいろと話を聞くことは

多いが、やはり病院によって行っている仕事がぜんぜん違う

ということに気が付く。

大きい病院(500床以上)に勤務している臨床工学技士は、

いろいろな業務ができておもしろいといっている。

そして人数も5人くらいいるので、休みもちゃんととれるようだ。

透析クリニックに勤務している人は、だいたい仕事に飽きる

ということをよく聞く。

これは、そのはずで、透析クリニックは透析の仕事しかないので

それを何年もやっていたら飽きると思う。

これはなにも透析クリニックだけでなく、病院でも

同じ仕事だけ(特に1種類だけの仕事)なら何年かたてば

飽きる。

また、職員も、患者さんもあまり変化がないので、

新鮮味がないようだ。


そして、どこの病院にもある問題としては、

人間関係の問題である。

人間関係の問題とは、上司と部下の問題である。

臨床工学技士は、1つの病院に人数が少ないのがほとんどだと

思うが、この人数が少ないということは、

常に、毎日いっしょに仕事をしないといけないことをさす。

つまり、仲が悪くなると、けっこう大変である。

たとえば、2人しか臨床工学技士がいないとすると、

この2人のチームワークがよくなかったら最悪である。

3人や4人でもそうだが、仕事は誰かが辞めない限り、

一生続くし、会社みたいに転勤や職場の変更なども

ありえないし、看護師のように、何年かごとに看護長が

かわるというようなこともない。

つまり、あなたの上司である臨床工学技士は、

60歳という定年になるまでずっといるわけである。

これは結構きつい。

だいたい、臨床工学技士が辞める理由としては、

人間関係が多いと思う。

特に、上司より、部下の方がはるかに能力が高い場合は、

要注意であると思う。


実は、病院を選ぶときは、仕事内容で選ぶより、

どんな臨床工学技士が働いているかのほうが、

重要であると思う。




Copyright © Miki All Rights Reserved.