病院実習ではどんなことをするのか?

病院実習ではどんなことをするのか?

病院実習では、

人工透析業務

人工心肺業務

人工呼吸器業務

医療機器管理業務

の4つを主に実習する。

それ以外は、

ペースメーカー業務

ICU(集中治療室)業務

IABP、PCPS(体外循環装置)

心臓カテーテル業務

などがある。

病院によって、行っている業務と行っていない業務があるので、

病院を2つくらいまわらないといけない場合もある。

実習期間は、2~3ヶ月くらいである。

他の医療従事者にくらべ、3年間で、2~3ヶ月は少ないような

気がする。

実際、この2~3ヶ月内を各業務で分けるので、

1つの業務あたりの日数はとてもすくない。

また、人工心肺業務では、病院によって手術を行っている

件数が変わってくるので、実習中に何例の人工心肺が

見れるかは分からない。

人工心肺業務では、朝から、人工心肺装置のセットアップを

行い、実際に心臓手術の開始から、人工心肺の開始、

人工心肺の終了までを見学する。


人工呼吸器業務は、それを専門におこなっている病院は、

まだまだ少ないと思われるので、そんなにたいしたことは

みれない。

集中治療室で、人工呼吸器がついている患者さんを

みたり、病棟で人工呼吸器がついてる患者さんをみたり、

が主であると思う。

人工呼吸器の回路交換を臨床工学技士がやっていたら、

その回路交換をみれるかもしれない。

あと、人工呼吸器の回路のセットアップは、使用前点検

定期点検などを見ることができる。


透析はどこの施設でもあまり変わりがないので、

唯一透析だけが、施設間の差があまりないといえる。

人工透析業務は、人工透析の回路を液でみたす、プライミング

ということをやったり、実際に機器の操作をしたりする。

患者さんに針はさせないが、回路の接続などはやらせて

もらえる。

人工透析業務は、1日中であることが多いので、

1週間くらいで、だいたいの仕事の概要は理解できる。

医療機器管理業務は、病院によってだいぶ異なってくる。

大きな病院でもできていないところもあるし、

しっかり行っているところもある。

中央管理を行い、貸し出しを行っていて、その貸し出し

システムもちゃんとしているところで実習すると

ためになる。

医療機器管理業務では何をするかというと、

たとえば、輸液ポンプやシリンジポンプの点検とか、

故障した医療機器の点検などをする。

モニターの点検なども行う。

人工呼吸器の点検やセットアップもすることがある。

このように、病院によってだいぶ差がでてくるので、

実は、実習先の病院選びが重要だったりする。

といっても、自分で選べるわけでもないが・・・。

いろいろな病院に振り分けられるが、違う病院に実習に行った

人の話などを聞くと、いろいろ違うことをやっていることに

驚かされる。


最近は、人工心肺の症例数も減ってきて、なかなか人工心肺を

見れない場合もあるかもしれない。

特定の病院ではたくさんやっているのですが・・・。




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