医学と工学の勉強量の比率は?

医学と工学の勉強量の比率は?

臨床工学技士は、医学と工学の勉強が必要である。

結論から言えば、

医学:工学=5:5である。

みなさんは、医学と工学と聞くと、まったく関係がないと思ってい

るかもしれません。

しかし、医学と工学はつながっています。

たとえば、血流などは、流体力学が関係あるし、

肺であれば、肺胞の張力や、気管支の抵抗、肺のコンプライアンス

など、力学や物理学が必要です。

心電図は電気信号なので、制御工学が必要です。

細胞は、導電率や電気抵抗など物理学が必要です。

生体の動きは、工学系に変換され、理解できることが多いです。

なので、工学が臨床に関係ないと思っているのは間違えです。

そして工学は学生時代にマスターしておくべき科目です。


病院に入れば、臨床のことは分からないことだらけなので

勉強しなければなりません。

しかし、工学的な知識は後回しになりがちです。

学生時代の時間があるうちに工学を理解し、それを生体に

つなげられるようになれば、理解力がアップします。


医学ももちろん重要ですが、医学の知識はほとんどの

医療従事者が知っていますし、ドクターにはかないません。

私たち臨床工学技士が他の医療従事者に負けないところは

工学的知識があることです。

なので、工学的知識のない臨床工学技士は意味がありません。

臨床工学技士のスキルとしては、工学的知識は知っているのが

あたりまえ、そしてそれに+医学を究めるというのが

よいと思います。




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