臨床工学技士の今後
臨床工学技士の今後はどうなるのでしょう?
よくよく考えてみると、今後10年くらいは予想できます。
まず、今後10年くらいは、臨床工学技士の業務は
大きくは変わらないと思います。
なぜなら、臨床工学技士に求められていることは、透析がほとんど
だからです。
人工透析
人工心肺
人工呼吸器
などの業務は大きく変わることもありません。
なぜならこれらはもうほぼ完成しているものだからです。
残りの機器管理ですが、
これはどちらかというと、病院間の格差が広がります。
なぜなら病院の経営者によって、どのくらい力を入れるのかが
違うからです。
また病院によって医療機器の数や機器の種類も変わってきますので
日本全国の病院どこも同じに考えることはできません。
ある病院ではとても機器管理に力を入れていますし、
それ自体はとてもよいことです。
だからといって、現在の状態のままの機器管理で満足している病院も
あります。
どちらにしろ、あまり評価しにくい分野で、収益がありませんので
優先度は低いわけです。
これは今後も同じだと思われます。
臨床工学技士が行う業務で、良い業務の一つは
看護師の教育業務です。
要するに看護師向けの勉強会です。
人を育てるのもお金のかかる時代ですので、病院の職員を
育てることは大変意義のあることです。