結核の病因とは?
結核の病因は下記の2つです。
1.結核菌の感染
2.免疫力の低下
この2つが合わさったときに
結核が発症します。
結核は、感染しただけでは発症はしません。
免疫力が低下していると発症します。
免疫力とは、体の生体反応で、
体は異物が侵入してくると、それを殺そうとする反応があります。
白血球がその役割を担っているのですが、結核菌を殺すのですね。
通常は、結核菌を殺したり、封じ込めたりする力があるのです。
簡単に言えば、これを免疫力といいます。
免疫力が低下しているというのは、
高齢者や、重症の疾患であったりすると
その結核菌を殺す力が弱まっているのです。
すると結核菌を封じこめることができなくて免疫力より結核菌の方が
力が勝ってしまい
結核菌があばれだします。
そしてその結果、肺が侵されていきます。
これが結核の発症です。
■まとめ
要するに、免疫力がキーポイントで、
体の反応が結核菌に負けてしまったときに結核が発症する
ということです。
通常の人では、普通に免疫力が備わっているので
結核にはなりにくいわけです。
なので約90%の人は結核菌に感染しても
結核を発症することはないのですね。