結核の塗沫検査とは?
塗沫(とまつ)検査とは、喀痰などの検体組織を
チール・ネールゼン染色で、赤く染めて
それを顕微鏡でみて、抗酸菌がいるかどうかをみる検査である。
赤く染まる細菌は抗酸菌である。
抗酸菌は、結核菌と非結核性抗酸菌がある。
抗酸菌がでたということは、結核の可能性が
あるということである。
また塗沫検査が陽性ということは、
抗酸菌がでているということなので、
他人に感染させる恐れがある(結核菌ならば)
しかし、この塗沫検査で陽性が出たからといって、結核かどうか
はまだ分からない。
非結核性抗酸菌かもしれないからである。
確率からいうと、抗酸菌が陽性のとき、結核菌の確率の方が
高い。