免疫力が低下する疾患・病態
結核は、免疫力が低下すると発病する確率が高くなります。
ということは、免疫力が低下するときはどんなときなのか?
どんな疾患、病態のときに免疫力が低下するのか?を
知っておくことが大切となってきます。
以下に免疫力が低下する疾患・病態を書きます。
・糖尿病
・腎不全
・人工透析患者
・低栄養状態
・手術後
・高齢者
・悪性腫瘍
・じん肺、けい肺
・妊娠
・ステロイド、抗がん剤投与
・HIV
・ウイルス感染症
要するに上記の時は、体が弱っている時ですね。
免疫力とは、難しくいうと、白血球の
マクロファージやリンパ球の働きによるもので、
細菌が入ってきたときにその細菌を殺す役割をする能力のことです。
通常であれば、結核菌が入ってきたとしても白血球を総動員して、そ
の結核菌を殺そうと免疫反応がおこります。
実際は複雑なのですが、
簡単にいえば、病気になっているときは
免疫力が低下している状態といえます。
なので、HIVなどで、かなり免疫力が低下すると
結核になる確率はかなり高くなります。