結核菌とは?
結核菌とは、マイコバクテリウム属にぞくする
好気性桿菌です。
結核菌は、細長い長方形で、
長さ1〜4um
幅0.3〜0.6um
である。
発育時間が遅く
分裂時間は、約10〜15時間である。
(大腸菌は、約20分)
また、紫外線に弱いです。
塩酸やアルコールによる脱色を受けにくいので、
抗酸菌といわれる。
結核菌は、結核の患者さんが咳やくしゃみをしたときにでる、微小な
水滴と共に空気中に放出され、
それを他人が吸い込むことによって感染する。
結核とは、この結核菌が感染した病気ということです。
この結核菌があばれて、体を蝕んでいくのが結核の
病態となります。
なので、この結核菌を殺せば、結核は治るわけです。
なので、通常の細菌感染による感染症と同じなのですが、
この結核菌というものは、人から人にうつる(伝染する)
ということが恐ろしいのと、
この結核菌に効く薬に耐性ができてしまうと、
なかなか治らなくなるということが、結核の恐ろしいところです。
といっても、現在ではちゃんと治療すれば治る病気です。