結核菌の培養検査とは?
培養検査とは、簡単に言えば、ある組織に(ココでは痰)
ある菌がいるかどうかを調べる検査である。
菌は時間がたつにつれて分裂して増殖するので、
何日か菌を培養(増殖)させて、もし分裂して増殖してくれば
その菌がいたということである。
菌がいなければ、増殖することもないので、わかる。
このような検査が培養検査である。
培養検査は、抗酸菌が酸やアルカリに抵抗性が強いことを
利用して、前処理として一般細菌を殺して、検体を均一にして
培地に接触します。
そして8週間培養します。
結核菌は、一般細菌と比較すると分裂が遅く、発育するのに
時間がかかります。
なので検査にも時間がかかります。
しかし、最近は、結核菌の発育に適した液体培地の開発により
飛躍的に短期間での培養検査が可能となりました。
固形培地では3〜8週間の長時間であった培養検査が
液体培地では、1〜2週間でできるようになりました。
液体培地での培養日数の平均は、
約7日です。