重症結核と人工呼吸器を使う時

重症結核と人工呼吸器を使う時

重症結核とは、なかなか治らない結核のことですね。

なかなか治らないということは、だんだんと結核菌が肺を

こわして行きますので、症状も悪化していきます。

肺が壊されていくと、肺の機能が低下してきます。

要するに呼吸器機能が低下してきます。

肺は、換気を行うところですので、この機能が低下すると、

呼吸がちゃんとできなくなってきます。

すると呼吸困難になってきます。

そうなると、だんだん血液中の酸素と二酸化炭素の割合が

おかしくなってきます。

すると体の異常が生じます。

自分で呼吸(換気)が思うようにできなくなってきて、

もっと悪化して自分で呼吸できなくなれば、

人工呼吸器を使用することとなります。

通常は、人工呼吸器を使用するまでにはいたることは

ないと思いますが、

重症の場合は人工呼吸器を使用します。

そしてひどい場合は、ICU(集中治療室)での管理となります。

つまり病棟ではなく、集中治療室に入室することとなります。

人工呼吸器は自分で換気ができないので使用しているので

あって、治ってきて、自分で呼吸できるようになれば

装置をはずすことができます。

 

ただ、もし結核で入院して人工呼吸器が使用されたとなると

重症なのだと思ってもらってもよいですね。

01結核の基礎知識

02結核の症状

03結核の診断

04結核の治療

05結核の検査

06結核の予防

07結核のQ&A

08結核病棟の裏側

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