多剤耐性結核菌とは何ですか?
多剤耐性結核菌とは、
・INH(イソニコチン酸ヒドラジッド)
・RFP(リファンピシン)
の2つの抗結核薬が効かなくなった結核のことをいいます。
通常主に使用される抗結核薬は、
・INH(イソニコチン酸ヒドラジッド)
・RFP(リファンピシン)
・PZA(ピラジナミド)
・SM(硫酸ストレプトマイシン)
・EB(エタンブトール塩酸塩)
がありますが、このうち
・INH(イソニコチン酸ヒドラジッド)
・RFP(リファンピシン)
の2つの薬が効かなくなる結核を
多剤耐性結核といいます。
この2つの薬が効かなくなると、
結核の治療がたいへん難しくなります。
その結果、入院も長くかかります。
多剤耐性結核は、薬だけでなく
毎日の食べ物や、運動などを含めた総合的治療
が必要となってきます。