ツベルクリン反応とは?
ツベルクリン反応とは、
ツベルクリンと名づけた結核菌の培養濾液を皮膚に注射すると
結核に対するアレルギー反応を起こすもので、
結核感染の判定に用いられるものである。
方法は、
精製ツベルクリンの0.1mlを皮内注射して
48時間後に皮膚反応(発赤の長径)を測定する。
なぜ48時間後かというと、遅延型アレルギー反応(要するに
アレルギー反応に時間がかかる)からである。
注射部位は、腕になる。(前腕が多い)
ツベルクリン反応が陽性であれば、
過去に結核菌に感染していることになるが、
必ずしも結核感染を意味しない。
なぜならBCGによる陽性もあるからである
また、結核に感染後4〜6週間以内は、
陰性の場合が多く、
必ずしも結核感染の指標とはならない。