胸部X線写真(レントゲン写真)
レントゲン写真は、胸の写真を撮る、白黒のフィルム
写真のことである。
この写真には、肺がうつっているが、
このレントゲン写真をみることで、結核かどうかわかる。
しかし、結核はきわめて多彩な陰影(レントゲン写真の
うつり方)をするので、
他の疾患の陰影もかさなってくるので、注意が必要と
なってくる。
他の疾患の陰影とは、
空洞、胸水、無気肺、石灰化、などである。
要するに、なれている先生なら見分けることができるが、
レントゲン写真を診たからといって、すぐに結核が
確定できるものではないということである。
ここらへんが、医師によって違ってくる。
なので、レントゲン写真をみただけで、分からない場合もある。
ただ、レントゲンはその日に見ることができ、
肺にまったく影のない場合は、結核でないので、結核であるか
どうかの判定に有効である。