結核院内感染増加の要因
我が国における結核の院内感染増加の要因は
どこにあるのでしょうか?
・高齢者を中心に塗沫陽性結核患者数の発生件数が増加した。
これは、塗沫陽性とは、誰かに感染させている可能性が
高いということですね。
・若い医療従事者の大半が結核に未感染である。
昔は、いつのまにか結核に感染していたということが
ありますが、今は若い人で結核に未感染の人が増えてきました。
・病院の施設の構造、設備がちゃんとした感染防止になっていない。
これは病院の施設の問題ですが、やはり構造上感染を防げるように
なっていないといけません。
・気管支内視鏡検査、気管内挿管、ネブライザーなどの
咳を誘発する処置が増加した。
咳を誘発するということは、結核菌を外へ出すということなので
それだけ結核菌と接触する回数が多くなります。