結核病棟の設備の実態
結核病棟の設備ですが、
どこが一般の病棟と違うのかというと、
ポイントは、
・換気
・紫外線照射装置で結核菌を殺す
・陰圧の部屋
ということになってきます。
要は、結核病棟の廊下などに、結核菌がほとんどないように
する設備があるということです。
・換気というのは、病棟が密閉していると、結核菌がただよう
ことになるので、換気をして空気をきれいにするということです。
密閉しているところだと、結核菌がうつりやすいです。
エレベーターなどの密閉した狭い空間などでは、特に感染する
可能性は高いですね。
・紫外線照射装置で結核菌を殺すというのは、
結核菌は紫外線に弱いので、結核病棟のあちこちに
この紫外線照射装置を置いておけば、その周りの空気は、
結核菌を殺してクリーンになるわけです。
・陰圧の部屋とは、
結核の患者さんの部屋が陰圧になっていて、
結核病棟の廊下側に患者さんからでた、結核菌を出さないように
するための設備です。
患者さんの部屋の扉をあけるたびに、結核菌が廊下にでてしまう
と結核菌がただようことになるので、
なるべく廊下には結核菌がでないように、
患者さんの部屋は陰圧にする設備があるということです。
だいたい、上記なような設備があるのが、
結核病棟の特徴となっています。