どのような時に結核菌はあばれだすのか?
大部分の結核は、いったん結核に感染したけど、その時は
免疫反応により、結核菌を殺したり、結核菌を封じこめたりして
結核を発病しなかったけど、その後何十年か経って、
肺の中に封じ込まれていた結核菌が、再び暴れだすことによって
発症します。
つまり、結核である誰かから、空気感染で感染してすぐ結核を
発症することもありますが、そうではなくて、いままで過去に
結核に感染したことがある人が、
自分の体の変化によって、自分の体の中にあった結核菌が
あばれだし結核になるということです。
では、どのような時に結核菌はあばれだすのでしょうか?
以下のような人は結核菌があばれだす可能性が高くなります。
・糖尿病の人(約1割が結核になっている)
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍の手術の後で抵抗力が落ちている人
・抵抗力のない子ども、老人
・ストレス、疲労がたまっている人
・ぜんそくの薬を長く使用している人
・リウマチの薬を長く使用している人
・肺に粉塵を吸い込んでいる人
などです。
基本的に抵抗力が低下した人です。
抵抗力が低下するのは、
何かの病気になっている場合や、
免疫力を低下させる薬を飲んでいる場合などが
あります。