結核の薬について
結核の薬は、結核菌を殺す薬です。
抗結核薬といわれます。
主に使用される抗結核薬は、
・INH(イソニコチン酸ヒドラジッド)
・RFP(リファンピシン)
・PZA(ピラジナミド)
・SM(硫酸ストレプトマイシン)
・EB(エタンブトール塩酸塩)
があります。
結核の治療はだいたい
これらの4剤を併用使用して行います。(標準治療法)
つまり、4種類の薬を飲むということです。
(2剤以上は使うこととなっています)
なぜ4種類なのかというと、薬の耐性菌が
できないようにするためです。
つまりたくさんの薬を飲むことによって、
結核菌に対して耐性ができないように
しているのです。
耐性ができてしまうと、薬が効かなくなってしまいます。
そうなると結核が治らなくなるので困るわけです。
・INH(イソニコチン酸ヒドラジッド)
・RFP(リファンピシン)
の2つの薬が効かなくなる結核を
多剤耐性結核といいます。
薬で注意することは、併用している薬をちゃんと飲むことです。