核酸増幅法検査とは?
核酸増幅法検査とは、喀痰などの臨床検体から直接結核菌群の
DNAやRNAを短時間に増幅して、結核菌の存在を証明する検査です。
現在、DNAを増幅するPCR法と
RNAを増幅するMTD法があります。
喀痰などの臨床検体を用いたときの感度は、塗沫陽性は95%以上
塗沫陰性は40〜77%で、特異度はともに95%以上です。
感度は培養と比べると若干劣りますが、24時間以内に
結果が判明します。
塗沫陽性検体での、結核菌と非結核性抗酸菌の鑑別に
有用です。